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  • 誰もが心の中に、表現者としての輝きを持っている。その光を、情熱を、夢を、形にしてみませんか?あなたの「好き」が「才能」に変わり、それが次世代(Next)のエンターテインメントへつながる未来のためのスペース、entane(エンタネ)

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「好き」が「才能」に変わる扉

2025/5/2金曜日

「好き」が「才能」に変わる扉

2025/5/2金曜日

福井雄太|世界はもっと面白くなる。その変革期に自分は居れるか。(後編)
福井雄太|世界はもっと面白くなる。その変革期に自分は居れるか。(後編)

福井雄太|世界はもっと面白くなる。その変革期に自分は居れるか。(後編)

2025/05/02

プロデューサーのお仕事を教えてください。

仕事自体はいくつかのフェーズに分かれています。
1.     自分がどんな世界観をつくりたいかの企画を考える「企画立案」
2.     その世界観をどう拡げていくかを脚本家の方と一緒に考える「脚本づくり」
3.     脚本に表現された世界観をどう構築して表現するか。
   監督やカメラマン、デザイナーも含めた「スタッフィング」と、俳優を決めていく「キャスティング」
4. 実際に作品をつくりあげる「撮影」と、一人目のお客さんとしてどう感じるのかという視点で行う「編集」

ここまで来てやっと、お客さんにお届けすることができます。

基本的には「どういう世界観を届けたいか」をビジネス的視点×クリエイティブ的視点の両方で考えるのが、プロデューサーの役割だと僕は思っています。

新卒で日本テレビにご入社されて、現在はNetflixでご活躍なさっていますが、会社によって仕事のやり方も違いますか?

そうですね。確かに「プロデューサー」と一言で言っても、個人や所属する会社、役職によって色々なスタイルがあるし、映画やドラマでも全然関わり方が違います。前職の日本テレビでは、担当プロデューサーとして自分で最初から最後まで一貫して関わっていました。今はエグゼクティブプロデューサーとして、信頼できるクリエイターの仲間たちに自分のビジョンを共有して作品を託す。そしてその人たちからどういうアウトプットが出てくるのかを、世界で初めてのお客さんとして楽しみに待っています。

がっつり最初から最後まで関われるのも面白いし、自分の考えていた世界観が拡がって返ってくるのを待つのも楽しみです。

前職では日本テレビ史上最年少プロデューサーという肩書をお持ちで、若手の頃から順風満帆なイメージがあるんですが……ご自身ではどうでしょう?

すごいストレートな質問ですね(笑)

でもこれは、僕自身が優秀とか僕の企画が良かったからでは全くないんです。当時の周りの人たちが本当に素晴らしくて、とにかく企画を出していた僕みたいな若手に「一回やらせてみたらどうだろう?」って思いで任せてくれたおかげだと思います。その機会があったからこそ、自分の視座が一気に上がりました。視聴者の方たちに喜んでもらうにはどうすればいいかとか、ものづくりとはこういうものだとか、そういうことを考え続けるようになりました。だからこそチャンスを与えてくれた周りの人たちには本当に感謝ですよね。言ってしまえば、『運』が良かったんだと思います。

 周りから見つけてもらえるほど企画を出されていたんですね。

企画自体はその時に考えてたわけではなく、僕が学生時代からストックしていた企画を出してたんです。学生の特権って時間があることじゃないですか?もちろん、友達と飲みに行ったり、旅行に行ったり、バイトもしていましたが、ふと暇になったら書いていました。そうやってストックがたくさんあったから、あとは企画書という形にしていくだけでした。そういう意味では、ちょっとズルいですよね。

先ほど『運』という言葉が出ましたが、それをもう少し言語化すると…?

そりゃあそうですよね、『運』ってなんだよ!みたいなね(笑)

あえて当時自分がやってきたことを言語化すると、ひたすら企画を生み出して、人に見せることを続けていました。ここで難しいのは、企画を生み出すことよりも、それを人に見せることなんですよ。なぜなら自分の頭と心で生み出したものを見せるのは、自分のアイデンティティをさらけ出すことだから。それでも、信頼できる人を探して意見を聞いたり、披露できる場を見つけたりしながら、外の世界に放つ勇気を持ち続けることが大切だと思います。それを繰り返すうちに、機会が巡ってきた時にチャンスが生まれる。そしてそのつかんだチャンスをどう放さないか。これが『「運』」だと思います。それに失敗したとしても、次にもっと面白いものを作ればいいんです。この商売を選んだからには、満足する瞬間なんて永遠に無いと思うんですよね。だからこそ、満足に近い状況に持っていくために、チャレンジし続けるしかないですね。

もし学生時代の自分に何か言葉をかけられるなら、なんと言いたいですか?

「世界はもっと面白くなる。その変革期に自分がいれるぞ!」と言いたいです。

僕が学生の頃は、Netflixのような動画配信サービスは存在しなかったですからね。そもそも物語が日本という枠を超えていく未来を想像していなかったし、むしろ求めてもいなかった。だけど、今はこんな広い世界が広がっていて、そのチャンスを生かすも殺すも自分だぞっていう覚悟をもって働いています。

それに一生懸命働いていたら、めちゃくちゃ面白い人に出会えるんですよ。僕は今の上司である坂本和隆さん(現Netflixコンテンツ部門バイス・プレジデント)と出会って、さらに世界が広がりました。坂本さんから企画に対してのフィードバックをもらったり話し合ったりする中で、本当にトンカチで頭を殴られたような衝撃を受けます。「おもしれーー!」という感覚が詰まってるし、このやり取りを通して、僕自身のものづくりに対しての筋肉が鍛えられてる感じです。あらゆる人と出会って、あらゆるカルチャーショックを受けて、新しい自分が生まれる。そのサイクルを繰り返せる感じが、ほんと飽きないですね。

福井さんにとって、エンターテイメントとは。

『誰かが「変わる」きっかけになるもの』だと思っています。物語が誰かの人生を「変える」なんて、すごくおこがましいですが、でも誰かが「変わる」きっかけにはなり得ると思っているので。「こんなことがあっても面白いんじゃないか?」とか、「こんな考え方したら、もう少し幸せに近づくんじゃないか?」とか、そういう想いを込めて作ります。それを受け取ってくれた人の見える世界が少し明るくなれば……例えば、朝玄関を開けたときの景色が、昨日と少しだけ違って見えるみたいな。ほんと小さな変化に聞こえますが、その変化がめちゃくちゃでかいことだと思うんです。

そんなことを感じてくれる人がいたら、作品が生まれた価値がある。一方でたとえ多くの人に見られたとしても、誰の心にも届かないような作品は悲しいと感じてしまう。願わくば、誰かがくじけそうな時に思い返す一本になれたらいいなと思っています。

 読者の高校生/大学生たちにエールをお願いします!

今、「つくりたい!」と1ミリでも思った人たちは、その瞬間から僕にとって仲間であり、ライバルです。だから「こいつと一緒に仕事したいな」と思われる人材であるように、僕も頑張りますので、いつか巡り会えるその日がくるまで勝手ながら応援させていただきます!

福井雄太

出身

神奈川県

職種

プロデューサー

経歴

2009年、日本テレビに入社。テレビドラマ制作部門に配属。助監督を務める。その後、自ら企画した『ピースボート -Piece Vote-』で、日本テレビ史上最年少のテレビドラマプロデューサーとしてデビュー。2019年には『3年A組-今から皆さんは、人質です-』をプロデュースし、数々の賞を受賞。 現在はNetflixでプロデューサーとして活躍中。

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