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  • 誰もが心の中に、表現者としての輝きを持っている。その光を、情熱を、夢を、形にしてみませんか?あなたの「好き」が「才能」に変わり、それが次世代(Next)のエンターテインメントへつながる未来のためのスペース、entane(エンタネ)

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「好き」が「才能」に変わる扉

2025/5/2金曜日

「好き」が「才能」に変わる扉

2025/5/2金曜日

千代田修平|「天才と仕事がしたい」思いから漫画編集者になるまで
千代田修平|「天才と仕事がしたい」思いから漫画編集者になるまで

千代田修平|「天才と仕事がしたい」思いから漫画編集者になるまで

2025/03/28

Purple Flower

©︎小田周介

Purple Flower

©︎小田周介

漫画編集者のお仕事を教えてください。

大きく分けると2つ、「面白い漫画をつくる」ことと「その漫画を売る」ことです。この2つの目的を達成するために、あらゆることをするのが漫画編集者だと思っています。

「面白い漫画をつくる」というのは、作家さんと一緒に作品づくりをしていくということですが、結局面白い作品になるかどうかは、編集のテクニックなどではなく、作家さんの才能によるものです。作家さんによっては、ご自身の描きたいものが明確じゃなかったりもします。そんな時、対話したり質問したりしながら、作家さんの心の奥にあるモヤモヤとしたものが何なのか、作家さん自身で見つけられるようにサポートする。そのためには、何より作家さんとの信頼関係を築けるかどうかが重要になってきます。

もう一つの「その漫画を売る」というのは、具体的には表紙のデザインをデザイナーと考えたり、宣伝や書店で行うフェアの企画をしたりして、たくさんの人に読んでもらえるように考えることです。

つまりは、作品のクオリティと作品の売れ行き、どちらにも携わって責任を持つのが漫画編集者の仕事です。

昔から漫画編集者を目指していたんですか?

実は、学生時代あまり漫画は読んでなかったんです。あの頃は、音楽や映画の方に興味がありましたね。 それに当時は、漫画編集者という仕事が存在することも知りませんでした。

そうなんですね。そこから漫画編集者になろうと思ったきっかけを教えてください。

実際に考え始めたのは就活のタイミングでしたね。「天才と仕事がしたい」という軸で就活してました。大学で演劇活動をしていて、キャスティングしたり、脚本を書いたり、演出したりするうちに、自分がすごい!と思う才能を集めて、それを誰かに伝えるということがすごく楽しいと思ったんです。それがきっかけで「天才と仕事がしたい」と思うようになりました。

「天才と仕事がしたい」という軸で考えたときに、漫画編集者以外のお仕事も考えていましたか?

当初から小学館の運営する漫画アプリ「マンガワン」の部署に入りたかったので、エンタメ業界では小学館しか受けてなかったです。元々ネットカルチャーが好きだったので、デジタルやネットカルチャーと組んで新しい場を創るぞ!という勢いを感じたマンガワンを志望していました。

エンタメ業界以外では、他には「クールジャパン」みたいな、エンタメコンテンツの産業構造に関わるような仕事とか、コンテンツを届けるプラットフォーマーとしての仕事とかも見ていましたね。今は漫画編集者として、才能あふれる作家さんたちと直接仕事をしていますが、当時考えていた他の仕事でも、どの立ち位置から天才と関わるかが違うだけで、結局やりたいことはできると考えていました。

先ほどのお話で、演劇は大学から始められたんですか?

そうですね、実際に演劇をつくり始めたのは大学に入ってからです。高校時代はひたすら受験勉強に明け暮れていたので。あとは、部活と恋愛。いわゆる青春ですね。

演劇を始めたきっかけは?

高校2年生の時に、『ヨーロッパ企画』という劇団のDVDを友人から借りたことがきっかけでした。大学1年生の時に演劇サークルに入って、2年生の時には自分で劇団を立ち上げて、脚本を書いたり演出をしたりしていました。

初めて脚本/演出をしたときの感情を教えてください。

中学生の頃から日記みたいな内容のブログを書いていて、自分が書いたものや話したことで人を楽しませるのが好きだったんです。だから脚本も、その延長線上で作ってみようと思いました。とは言っても物語をつくるのは初めてだったので、難しさは感じていましたね。どうやればいいかも分からなかったし……。

分からないことが多い中、作品をつくるにあたってはどのように勉強していましたか?

勉強したというよりは、他の演劇作品を観て、そこからパクッていく、真似していくことが多かったです。あとは演劇サークルの先輩たちのやり方を見ながら演劇づくりの流れを学んでいました。弟子入りしてた感覚ですね。もし、やり方が分からないからできないという人がいれば、一度ノウハウのある場に所属してみるのも一つの手かもしれないです。そうすると周りの流れに乗って、スキルも身についてくるし。僕の場合はいつの間にか創作することになってたくらいです。

学生時代の経験で、社会人になった今も活きていると思うことはありますか?

一つは、面白さのセンスが磨かれたことですね。学生時代は、友達との会話の面白さを競い合ってました。 楽しく友達とおしゃべりしてただけなんですけど、どう話したらウケるかとか、どういう順序で話したら面白いかとかを無意識ながら考えて会話していたと思います。そこで自分の中にある「面白さ」の価値観が出来上がったと思います。作家さんと話すときも、自分が面白いと思うかどうかが重要になってきます。漫画という物語をつくる上で、「この作品の「面白さ」ってどこなんだろう?」と日頃考えていることと似ていると思いますね。

もう一つは、受験勉強を通して勉強の仕方や勉強する姿勢が身についたことですね。例えば、新しいジャンルの漫画を作るときに、取材したり本を読んだりして調べていくんです。そこで受験勉強で培った本の読み方とか、知識の吸収の仕方とかが活かされている気がします。

千代田さんにとって、エンターテイメントとは。

『喜びをもたらすもの』もしくは『もたらすことを目指すもの』です。 もたらさないものはエンタメじゃないと言ってもいいかもしれないですね。

読者の高校生/大学生たちにエールをお願いします!

確か総務省の定義によると、29歳までは若者という定義のはずです。自分が18歳だったり、20歳だったり、大学を卒業したりして、もう若くないなと感じることもあると思うんですけど、先ほどの定義だと29歳までは若者なので、何でも挑戦してみてください!

<コラム>

・学生時代に影響を受けた作品を教えてください。

―岩井俊二監督『花とアリス』

大学の演劇サークルで初めて舞台に立つとき、僕の演じる役がこの映画に出てくる先輩役みたいなキャラクターだから見るようにって先輩に言われたんです。それで見たんですけど、それまでハリウッドとかではないカルチャー寄りの映画を見たことが無かったので、この映画をきっかけに邦画にはまっていって。いわゆるサブカルチャーの入口となった作品は、『花とアリス』です。

千代田修平

出身

香港

職種

漫画編集者

経歴

2017年、株式会社 小学館入社。『週刊ビッグコミックスピリッツ』編集部で『映像研には手を出すな!』『チ。―地球の運動について―』などを担当。『チ。―地球の運動について―』は、2024年からTVアニメの放送が始まった。2020年から『マンガワン』編集部に異動。『日本三國』、『レ・セルバン』、『ようこそ! FACT(東京S区第二支部)へ』などの作品を担当している。

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